大阪市住之江区 M.K 様 訪問着 / 仕立て替え

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 「ちょっと古い着物なのですが、解き洗いと傷んでいる部分の補修をしてお仕立てをして欲しいのですが・・・お願いできるでしょうか?」というお電話がございました。
何かしらの思い入れがお有りのようでしたので、直接お逢いして、ご依頼内容を詳しく聞かせていただくことになりました。

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「古くてサイズも小さいので縫込みを活用して、全体的に大きくしてください。」というご依頼でしたので、まずは着物を解いてみたところ・・・何んと!柄が有りませんでした。これでは寸法を大きくできません!)
現在の反物は耳端まで絵柄を描いていますが、昔の反物にはこのような描き方が時々、見受けられます。
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解き洗いをしてから、染めと金箔の柄足しをして、胴裏を新しいものに取替えて、お仕立てをいたしました。
金箔加工も、着物の場所によって「焼き箔」、「振り金」、「べた金」などが見受けられます。
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お客様のご依頼からお納めさせていただくまでに約半年近くを用しましたが、東京友禅の巨匠大羊居の訪問着が柄足しによってよみがえりました。

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