京都市東山区 T.Y 様 訪問着/お仕立て

宝相華(ほうそうげ)の周囲に、七宝(しっぽう)繋ぎを幾何学模様にアレンジした、ちょっと現在的なデザインの訪問着です。

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七宝は、重なった部分だけを見ていると・・・花の形に、中心部分だけを見ていると・・・星の形にも見える、楽しくて不思議な文様です。
また、七宝の円形は無限につながる輪ということから、円満や繁栄を表しているそうです。

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宝相華とは実在の花では無く、ありとあらゆる美しい花を合わせて創られた空想の花です。
仏教装飾に良く見られますが、ペルシャ的要素が強く似たデザインも数多くあります。

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実在しない想像の世界に咲く花ですから、人々の意識の中で極楽に咲く花なのかもしれません。
正倉院の宝物としても有名な柄です。

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