「当方、海外ウィーン在住で、8月にこちらで挙式予定です。
つい先日、母が結婚式の折に着たという振袖が、まだ残っていることを知りました。
折角ならキレイに直してもらって、できれは私もこちらの結婚式で着たいと考えています。」 というご相談をいただきました。
日本に届いた振袖は40年以上の時間を経て、胴裏全体が茶色いシミでいっぱいで、表地にもシミとカビが生えておりましたので、まずは解き洗い+シミ取り+カビ取りをいたしました。
雲の輪郭を生かして、その中に様々な文様を詰めたのを「雲取り」と言います。
柄を区切ったり、絵を繋ぐなどの役割で、多くの着物で描かれる名わき役的存在です。
また、雲は雨を呼ぶことから、実りと豊穣を表し、良き事を呼び寄せる運気アップの願いも込められています。
半衿は、同じ大きさの円を4分の1ずつ重ねていく、又は重ねて繋いでいく「七宝繋ぎ」文様です。
この文様は、耐えることのない永遠の繋がりを意味し、円満や調和を表しています・・・半衿はお任せでしたので婚礼にピッタリの文様を選ばせていただきました。
振袖長襦袢は当店のキャンペーン企画の商品をご利用いただきました・・・少し濃いめの長襦袢がアイボリー色の振袖に映えて、可愛く見えます。
扇を様式化した文様で末広がりの形から、発展、反映を願うモチーフとして用いられます。
振袖/解き洗い、カビ取り、汚れ取り、胴裏、お仕立て
/比翼衿(サービス)
振袖長襦袢/キャンペーン企画長襦袢、、お仕立て、刺繍半衿(サービス)
袋帯/解き洗い、帯芯代、お仕立て
すべて込みで、100,000円
【お客様の声】
「ご連絡ありがとうございました!
先ほど、実家の家族からも振袖の荷物が無事届いたと連絡があり、母も大変喜んでおりました。
私も手元に届くのが本当に楽しみです。
私は仏教徒なので、こちらのカトリック教会では挙げることができないのですが、雰囲気のあるセレモニーホールで行う予定です。
写真をたくさん撮ってもらいますので、またメールで送らせて頂きますね!
こちらこそ、ご丁寧で、親切な対応をしていただき、本当にありがとうございました!
心から感謝致します。
また、ご依頼させていただくこともあるかと思いますので、その際はどうぞよろしくお願い致します。」