大柄な花柄で金箔をふんだんに使った、とても立派な振袖です。
そして若い女性の肌色を美しく見せる、日本の紅赤(Beniaka)・・・京友禅ならではの色のひとつですね。
これだけの金箔ともなりますと、布を縫うというよりも、感覚的には紙を縫うといった感じになります・・・ひたすら真っすぐに~を頭に入れて縫います。
手のひらサイズの絵柄です・・・とにかく、大きいです!
今回は裄が長いため、柄ズレ承知、寸法優先で袖を付けました。
衽にはメインの大きな柄=牡丹です・・・古くから「百花の王」とも称される花です。
日本では「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花」と昔から女性の美しさを表現してきました。
牡丹は古くは唐草文様にも使われ、花びらが大きくて多いので、高貴さや富貴さ、美しさを意味するものとして愛されてきた花です。
【加工料金】
湯のし/3,000円
胴裏代/10,000円
お仕立て/40,000円