前回、お仕立て途中と題してご紹介いたしました「片身替わり」のお着物です。
鹿の子絞り柄で表現したチェックと、無地の組合せでお仕立ていたしました・・・「半身着物」とも言います。
チェックは升目が大きいので、柄をランダムにズラしますと、だらしなく見えますので、規則正しく交互になるように裁断して縫いました。
また、升目の中の柄も、衿元、上前衽で上向くように工夫いたしました。
通常の「片身替わり」では、衿だけは下前もチェック柄になるのですが、お客様から「下前も無地で・・・」というご指定がございましたので、衿の中心で「割り接ぎ」といたしました (背すじの上をご覧ください)
チェック柄の小紋と、無地の生地を使いましたので、同じお着物が2枚仕立て上がりました。
【加工料金】
染袷衣 お仕立て/23,000円
胴裏/10,000円
八掛/ 9,000円
染袷衣 お仕立て/23,000円
胴裏/10,000円
八掛/ 9,000円