以前に、お母様のお着物のお直しをさせていただきました時のお仕事が気に入っていただき、それがご縁で、今回はお嬢様の晴れ着を縫わせていただくことになりました。
唐草文様の「宝相華」と、日本の七宝(しっぽう)繋ぎの柄ですが、濃紺と萌黄色のダイナミックな染めぼかしで染め分けられた印象的な一枚でございます。
真ん中の花柄は「宝相華(ほうそうげ)」という唐草文様の一種です。
宝相華は、架空の植物を組み合わせた空想的な花文様で、中国では唐の時代、日本では奈良・平安時代に装飾文様として盛んに用いられました。