墨流しの着物衿道中着

墨流し染の着尺を使った着物衿(バチ衿)の道中着です。
今回の道中着は、「衽付き道中着」ですので、普通の道中着よりもゆったりとお召しになれます。

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墨流し染の歴史は今からおよそ1200年前の平安時代に、墨と松やにを用い、和紙に墨流しをし、貴族が和歌をしたためていたことがわかっています。
墨の黒・・・「水に墨(くろ)を流す」と「苦労(くろう)を水に流す」をかけた意味合いがあり、縁起をかついだ紋様です。

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紐は共布をバイヤスカットして作った、かわいい「花紐」です。

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墨流し染の工程は水面に、色彩豊かな顔料を浮かべ、まず、波紋状の紋様を作ります・・・その後、振動や加筆を繰り返し、竹串で渦状に描いていき、複雑で不可思議な紋様を作るそうです。

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